新年度が始まり、早いもので4月も残り少なくなってきました。
すっかり暖かくなり、日も長くなり、6時のレッスンの生徒さんが帰る時も、まだ外は少し明るく、ほっとすることも多くなりました。
しかしながら、コロナの感染は再び拡大中。三度目の緊急事態宣言が発令されました。
学校等に休校などの処置がないため、当教室もレッスンを続けていく予定です。
去年入会していただいた生徒さんとは、マスク姿のお顔しか見ておらず、生徒さんも私の顔がよくわからないのではないかな?と思ったりもします。早くマスクを外せる日々がやってきてほしいと願うばかりです。
さて、話は変わりますが、先日一人の女性が教室を尋ねていらっしゃいました。
私は存じ上げない方でしたが、先代にピアノを長い間習っていらしたということでした。
その方は幼少から、なんと出産直前まで、30年も習われていたそうなのです。
もう出産が近いのでしばらく休むことが決まった最後のレッスンで、風邪をひき休んでしまい、それっきりになってしまっていたそうです。お子さんも小学生になっているそうですが、最後のレッスンの時に、レッスン再開したらこれを弾いてみたらどうか?と曲目がいくつか書かれたメモを今も大事に持っていてくださり、私に見せてくれました。
リストや、シューマンのノベレッテンなど、上級の曲が並んでいました。
そのメモを見て、その方が先代のことをいつまでも忘れずに思っていてくださったことを感じ、胸が熱くなりました。
その方と、レッスンにいらっしゃている生徒さんのお母さまが、実は同級生だという話も伺い、そのお二人は、子供の頃、家に遊びに行き、一緒にピアノを練習されていたそうです。生徒さんのお母さまもピアノがお上手です。
とてもとても、素敵なお話を伺うことができて、ピアノがつなぐ人との繋がりを感じました。なんだかそのエピソードから、ピアノの音色が聴こえてきそうですね。
ただいま、レギュラーレッスン枠が全て埋まっております。空きが出ましたら、お知らせいたします。スポット、短期レッスンなどはお問い合わせください。
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